円谷プロ

いまでは遠い記憶となってしまい、実際にTVで見ていた時は確かに夢中だったことは覚えています。僕のような中年層にとってはこの会社の名前は特別です。漢字分かんなかったけどね。子供のとき。
僕にとって最初のテレビヒーローは「ウルトラセブン」です。それでも言葉も満足でない幼い頃の記憶ですが、武田薬品のテーマ曲が終わると、サイケなタイトルバック。なんだか怖い感じがしましたし、大人な感じがしたのでしょう、すごく記憶に残ったものです。正直再放送があったおかげで物語がよくわかりましたが、放送当時はなんだかわからないけど〜変身して怪獣をやっつける〜その部分だけでわくわくしていたように思います。
後に話が分かるようになってから見た「ウルトラセブン」で子供向け番組の範疇を超えた部分を見つけていたような気がします。その後の「帰ってきた〜」とかなんとかとは、なんだかテイストが違う事は子供でも感じました。
よく言われているように、描写のクールさといい物語のシュールさといい(怪奇大作戦とセブンに限っては)子供向け番組と言いながら大人向けに、社会向けにメッセージ性を持って(時代だねぇ)シナリオが書かれていた事がよくわかる。このシリーズが何か特別に語られるのは作り手の意思でもあったと思う。
ちなみに「エレキング」は第3話の「湖のひみつ」に登場する怪獣ですが、日記の名前に使おうとしたら他の人が使っていました(笑)。で、エレキンゴーゴーでとりあえず書き始めたこの日記です。そのうちまともなネームに変えようかとも思っていますが、しばらくはこのままで。

ちなみにセブンと怪奇大作戦はDVD等になっても決して収録される事の無い欠番がそれぞれある事で有名ですが、テレビで再放送時も普通に放送していたので、昔見ていた人にとってはなんて事の無いエピソードのひとつとしか思っていないと思います。数多ある放送禁止歌もそうですが、たいてい他愛も無いおふざけだったりする物が、小さな誤解から曲解されて、勝手に「だめだ」「文句言われる」的に人目から遠ざけられてしまう(情報を発信する側がそうする)だけのような気がします。
僕はモロボシ・ダンの台詞が好きでした。悩んでたねセブン。