銀山温泉

今日はこの辺りはひどく吹雪いていて、帰宅の頃はフロントガラスと言わずガチガチに凍り付いてしまっていて参りました。もう暦は3月。後数週間もすりゃ春分の日なんてやつがやってくるはずなんだが、どうにもここには通用しない話の様です。雪が降る時期は遅くて助かったけれど、この分では雪解けは遅いだろうなぁ。GWあたりまでは残るかも...。あー寒。


銀山温泉旅館組合のHPから)

数年前仕事の関係で山形へ出かけた時ですが、用事は山形市内なので宿もJR直結のビジネスホテル。でもせっかくだからちょっと自分で歩いてみようかとぶらぶら、で、飽き足らずにレンタカーを借りて少し走ってみました。地図を見ながら同僚とあーでもないこーでも無いと言いながら国道を北上して行く道すがら、「銀山温泉」って話には聞いたことあるけど実際行ってみよーか?という事になり、まだ雪残る3月の夕方すぎ、悲しいかな男同士でカメラ片手に車を走らせまして、たどり着きました「銀山温泉」。残念ながら公共の浴場はもう閉まってしまい、数件の旅館に一応お風呂に入れないか打診してみましたが当然でしょうか、「宿泊のお客様だけです」と丁重にお断りを食らいまして、残念至極でしたが、折からの寒気で雪降る温泉郷に灯りがともるその佇まいは何ともいえないような風情があり、甚く感心しカメラのシャッターを押しました。美しかったんですが、なんせ思いつきで出かけたもので三脚も無く手持ちでの撮影でしたし、僕も写真は素人なんであまりいい写真が撮れないうちにバッテリーが死にましたが、そのボケボケの写真を見るにつけその時の寒さと川から立ち上る蒸気、そんな寒い中足湯ではしゃいでいた若い女性たちの姿が甦り、「あぁ、またカメラ片手に出かけて行きたいな」と、そんな事を考えるんです。あ、後にその同僚はご両親が山形出身な事もあり、実際にこの温泉にも宿泊してきたらしい。ちょい羨ましいです。

日本と言っても行った事のない場所ばかり。仕事してりゃそうそう時間もないけれど、今度はすこし暖かい時期に、出来れば新緑の東北を見てみたい。