子供の頃の思ひで

SONGS

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僕の親戚が遠くへ引っ越しして行ったのは僕がまだ小学生低学年の頃。
それ以来何年間か(4〜5年くらいかなぁ)、夏・冬休みとその家にお邪魔しては何日か泊めてもらって、そこの家の2歳ほど年上の男の子と、もう1人は年下の女の子と遊ぶのがとても楽しみでした。
僕の住んでいるところと違い都会だったので、「今こんなのが流行って〜」って普段と違う刺激を受けるのが楽しかったんです。
古い中古の住宅に住んでいましたが、その雰囲気がお気に入りでもありました。ずいぶんと前には住宅を新築して住所を移ったので、その古い住宅も取り壊されたことでしょう。

その当時、その親戚のお宅の前にはカソリック系の幼稚園があったのですが、そこではたまに父兄から持ち込まれたものなのか、地域からの出品なのか、今で言う「フリーマーケット」が(バザーとか言ってたかな?)開催されていたんです。
そこにうちの家族が冷やかし半分で見に行った時に兄が買ってきた一枚のレコード。

それが『SONGS』という”シュガー・ベイブ”のLPでした。

一緒にレコードを聴いてみましたが、僕はまだそれほど音楽に関心が無かったので、「ダウン・タウンへ繰り出そー」の行だけしか覚えていませんでした。
そんなレコードを思春期のある日取り出して、再び聴いてみる日が来るものです。
当時としてももう古いレコードという認識でしたが、いざ聴き直してみると、少し前まではわからなかったメロディーの美しさや、伸びやかな歌声が響いてきます(笑)。

山下達郎ってすごくいい声だな!きっとすごいかっこいいお兄さんなんだ!」

  • 妄想でした-(俺談)

彼らの楽曲のクオリティーは別に顔では左右されません(激爆)。それほどの出来です(なに?)。
とりあえず日本のポップスの大変有名な1ページですから、聴いた事の無い方もぜひ一度聴いてみてください。
この手のがあまりお好きじゃないとしても1〜2曲はお気に入りができるかもよ?

僕は1曲目の「SHOW」から聴きたい。っていうか一緒に歌いたい。歌う。
2曲目の「DOWN TOWN」は一緒にギターも弾きたい。っていうか弾く。コンプもかけとく。
3曲目以降連打で大貫さんだが僕昔はこの人の声やだった。今は大丈夫。3曲目もギター弾きたくなる。
ちなみに6曲目の『いつも通り』もすき。ピアノ弾けない。 ちょっと腹立つ。でもこの曲荒井由美っぽいけどね。
「すてきなメロディー」もすてきだ。

のちの彼らそれぞれの作品は確かに洗練されて音もゴージャスになって、ヒットになって...でもそれこそJ-POPって感じの音の最たる感じが、いやとは言わないけれど、聴かないとは言わないんだけど(実際聴いたけど)、ルーツを、洋楽好きな連中の初期衝動を感じるんです、この一枚に。