ライフ・イズ・ビューティフル

よーやく観た。
忙しくて一週間結局観てない。
98年のロベルト・ベニーニ監督・主演作ですね。
前半はいかにもイタリア映画らしい饒舌すぎるコメディー、後半はハート・ウォーム。
戦時中のユダヤ人家族の受難を描いたテーマ自体は重いんだけど、全体を通してシンプルで楽天的な雰囲気を貫くラブ・ストーリー。作り手としては難しい脚本に思う。


ベニーニ(グイド)の妻の役はやはり実生活でもベニーニ夫人のニコレッタ・ブラスキ。
子供役のジョルジオ・カンタリーニの愛らしさも手伝って後半の涙を誘う。
ジョルジオは2時間の映画の撮影は2時間で終わると思っていたらしい(爆)。
3ヶ月掛かると知ったときはショックだったろう。
でもこのおとぎ話を充分に理解していた、頭のいい子だ。字はまだ読めなかったらしい。


家族を守る為に陽気な嘘を突き通す父親の愛。決して希望を失わない。
ベニーニすでに禿げてるんだけど、かっこ良く見えてくるから不思議だ(笑)。
この人メガネをかけた普段の様子がエルビス・コステロに似ている。


映画観て泣く人と、絶対泣かない人がいるれけど、僕は泣くほうだな。
感情を表に出していいときは出せばいい。
この映画も陽気で、最後ちょっと泣ける。