トム・ヴァーラインとリチャード・ヘル。

elekingogo2005-01-30



写真のレコードは「ブランク・ジェネレーション」。
ライナーにニューヨークのパンクロッカーはオレンジジュースで髪の毛を立てているとか書いてあって、「ぜったいやりたくない」と思ったのを思い出す。


元々は一緒に「テレビジョン」ってバンドで一緒にやってた二人だけれどヘルは「ヴォイドイズ」というバンドを組んでデビューする事になる(1976)。「ハートブレイカーズ」でジョニー・サンダースとも一緒にやってたがそれもダメでの事でした。
ジョニーはともかくトムと彼はアーティスティックな指向性が違うベクトル向いてるのが音を聴くとよくわかる。リチャード・ヘルの頭の中にあるものの方が彼自身の表現力ではきっと実現が難しかったと僕は思う。

そんな彼の楽曲スタイルの形成に一役も二役も買っていたハゲオヤジ。ロバート・クイン。ロバート・ゴードンや後にルー・リードのレコーディングやツアーも一緒にやってた、NYアンダーグラウンド御用達ギタリストですな。かなり独特なので(うまいんだけどね)どんな楽曲や歌い手でもはまるってことはないけれど、ヘルとは合ってました。ストラト使い。後にテレキャスになった。アンプは当時はフェンダーのスーパーチャンプかなんかだ。
クインは既にヘロインで故人に。
ちなみに「ブランク・ジェネレーション」って何かの曲の替え歌じゃなかったっけ?忘れた。
ちなみに今のリチャード・ヘル
http://www.richardhell.com/
彼の楽曲もMP3で聴けるようにしてるヨ!

上記左からスティッフから出てた「ブランク・ジェネレーション」シングル。次はサイヤーから出てた同曲12インチ、シングル「キッド・ウィズ・ザ・リプレイサブル・ヘッド」。二枚目のアルバム「ディスティニー・ストリート」にも入ってますが、テイク違い。一番右がそのアルバム「ディスティニー・ストリート」。