After The Gold Rush


これは70年作。彼の3枚目のソロ・アルバムです。
C.S.N&Yとしても活躍していたニールは当時24歳。
若いね。
でもその後のキャリアから見ても作り手の感覚としては一番ピュアな感じに思ったりして。
これと4枚目の”ハーベスト”は兄弟みたいな感じに思って(勝手に)聴いていましたが、”ハーベスト”が大ヒットした後から作風が少し変わっていくのだけれど・・・

おそらく60〜70年代のロックを聴いてきた人にとってはものすごくポピュラーな作品だと思う。
若い世代の人たちにはどう映るのかな?

ニール・ヤング自体のギター・プレイはかなり独特な感じだし、ヘタウマみたいなことを言う人も居たけれど。
う〜ん、そうだけど基本ハード・ヒットなのでアコギは結構好きです。
歌い方がまたこの人らしさに拍車をかけるというか。
ハイトーンなんだけど弱い。みたいな(わかるかぃ!)?
弱いんだけど痛いみたいな(よけいわからん!!)。
まぁ、そんな感じをひっくるめてニール・ヤングな感じですよ。

この「アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ」はなんともいえない清涼感があって、特にアルバム最初の曲の連打がそう思わせる要因になっていると思います。
結構後に出てくる曲中のエレキだと、例のゴリ押し感たっぷりのプレイが満載です。

1曲目の「テル・ミー・ホワイ」の出だし。6弦を三つはじいて歌いだす風情がすでにたまりません。
曲も最高。自分でコーラス入れてるのでハモも違和感なし(笑)。ついでに曲も短い。コピーしやすい。
3曲目はさらに爽やか。あー空が高いぞ。
そういえば昔工藤夕貴が出てた深夜の番組(番組名忘れました。確か新婚と言う設定で旦那さん役の人とパジャマでやってた。「子供ほしいね」だっけ?工藤夕貴がラジオの仕事かなにかしていて、そこに送られてくるはがきを読みながら夫婦でなにげない会話をしている感じの。三谷幸喜がでてたよ。)のエンディング・テーマに使われていて、それがハッピーさを演出していたのを思い出しました。

彼の作品は最高だったり最低だったり、極端に内省的だったり、エキセントリックだったり。
聴いてみるまでよくわかりません。
なので、聴いてみてください。きっと気に入る曲があるはず。

After the Gold Rush

After the Gold Rush