小学生の読書

我が家の子供たちは実に嘆かわしい事に本を読まない。
「借りても買ってもいいから本はなるべく読むようにしたほうがいい。」と親としては言い続けているが、なかなか手が伸びないでいた子供たち。
すると、高学年になった娘が「学校で流行っている本がある。」と言う。
いったいどんな本なの?と思って聞くと「デルトラクエスト」と答える。

なんかゲームっぽい名前なのでだいたいの想像はついたが、デルトラ王国を(仲間だったり)救うためにを仲間たちと冒険の旅に出る、ファンタジーものだそう。
オーストラリア人の作家(エミリー・ロッダ)によるこの本、ちょっと読んでみると作品中に色々と飽きさせない工夫が(謎とき)してあったりするし、文章自体も当然ながら特に子供向けという訳ではなく、「ハリーポッター」や「ダレンシャン」やらその手の物語が好きな人は普通に読めそうなもの。
                 
ISBN:4265061516
最初は学校の図書室で読み始めたらしいが、この作品はこの手の物語の中でも随分なヒット作のようで、既に第3部まで出ている。1シリーズ目もまだ最後までは(全8冊ある)読めていないそうだが、そのうちに次シリーズの方が先に手に入って読み始めたりしているそうだ。

そんな事もあって先日書店に行った際「何か本を買うかい?」と聞くとこのシリーズが欲しいと言う。
結局2シリーズ目を3冊購入したが、あっという間に読み終わったようだ(笑)。
前は言った所で本など見向きもしなかったのに、いつの間にか(?)知識欲が旺盛になってきた事も有るが変わってきてるんだなぁと。
今度は別のものも読んでみたい様子だ。

読書は自分の好きな時間に他人から言葉を通じて色々な事を学べて、何よりそれ自体が楽しみとして全世界で古くから残されてきたものだし、これからも無くなる事はないだろう。
何より読んだ内容が頭の中で勝手に旅をし出すと言うか、脳の中で遊ぶ感覚が本の魅力だ。
誰でも出来る事だしね。
一度読み始めると止まらない!的な事は誰もが経験した事あるでしょうし。
特にこの手の冒険ものなら、きっと一緒になって冒険してるに違いない。
頭の中ではね。