おもしろい!

elekingogo2005-05-22

"MIDIA"(http://www.midia.co.jp/)さんは僕の巡回先のサイトの一つですが、コンピューターベースでの音楽を作製したり楽しむための様々なソフトを取り扱っております。
そのページで、かねてから”NI(Native Instruments)”の製品を紹介していますが、「ギター・リグ」はその中でも昨年発売されて話題になってた商品。
興味はあったんだけど結構な値段です。7万円ぐらいする。
一応I/Oになるフィジカル・コントローラーがついてこの値段だけど、おいそれと買って試す訳にもいかんしなぁと思ってたら、デモ版がダウンロードできる事に気がついて早速試してみた(遅)。


CPUベースだから、最大ポテンシャルはマシンに依存するし、どんなマシン使ってもレイテンシーが無くなる訳ではないので仕方がないが、そこを宿命と割り切れば非常に出来が良い!
まず音がすっきりしてます。
変な言い方かもしれませんが、今まで使用した(デモ含む)アンプシミュレートしたものでは、特に音の減衰が自然な感じに聴こえた事が正直ありませんでした。
ここが最高に気に入りました。自然な感じに近いです。
僕のうちのG41.25Ghz×2のマシンでもレイテンシーは10ms台(CPU負荷はデカイのでたぶん何台も立ち上げられないと思う)でいけるので、それほど遅延が気にならないのもいい。
エフェクターも聴きが良くてノイズレスだし、空間系のエフェクトもギター用のエフェクターっぽい音がする(僕にとっては大事だ。やっぱ気分だからさー)。
ただアンプのモデリングそのものに関しては、確かに特徴としては良く似せて作ってあると思うけど種類が少ない事と、アンプとしてのキャラがどうも立ってないと言うか、どれ使ってもこのソフトっぽい感じと言うか、もうちょいとこだわって作り込んでくれたら良いな。
ドラム音源のソフトとかキーボードものも結構マニアックなものがあってすごいもんね。
正直マーシャルだけだって60年代から最近のものまで全然音が違う訳だから、ぜひ各年代のものを弾いてみたい!って一ギター好きとしては思う訳ですよ。
4ピンのパッチの当て方変えられるとか、真空管を数種類用意するとか、ま、妄想だけどさ。


アンプシミュレートものはハードものとしては僕はPODの音が好きで使ってますが、低音がだぶついて(遅延によるものだと思う)全体にすっきりしない部分(なーんかリミッテイングされてる感じがする)は気になります。
ロジックに含まれてるプラグインもあるけど、あれはあれで使えると思うが、ギターアンプとしてはどうかな?と感じる。正直部屋でアンプ鳴らせるならそれにマイク立てりゃ良いかもしれないが、マイキングはホントに難しいし真空管のコンディションや電源周りでノイズもある場合がある。それに夜は近所に迷惑だ。

そういった部分でこの手のソフトや機材はすごく手軽で重宝するんで、これだけ世界中で人気になるのも当然か。
でも思うにこういうのって、たいてい技術革新で新しいものが一番良かったりするので、どれが、いつが買い時なの?って迷っちゃうよね。
それと値段かな。たくさん売れて安くなんないかね(笑)。